Ryzen3300Xで新しいパソコンを組んだ話(組込み、動作確認編)
パーツ選定の話は前回をご覧ください。
https://pgtr0218.hatenablog.com/entry/20200614/1592063460
今回の記事は写真多めです。
Amazonやドスパラ、TSUKUMOから順々に届いたので、実際に組込んでいきます。
パーツ到着
右側の写真の右側の箱の中(わかりにくい)に電源が入っています。
順々に来るので、パーツの置き場にしばらく困りました。
さて、念のため、CPUとマザーボードの中身を確認していきます。
新品のパーツを開けるときはドキドキします。
CPUのピンにも曲がりはなさそうです。ピンが細かいことに驚きます。
MBも、接触が緩いところはなさそうです。心配なのはBIOSのバージョンです。
※電子パーツを触る時は別の金属に触れて放電をするなど、細心の注意を払いましょう。
動作確認
BIOSが最新バージョンである3204ではないと、3300Xは動きません。
一応Amazonのレビューでは最新版で送られてきたというのがあったので、大丈夫だと
思いますが…あ、メモリの相性も心配でした。
よって、「CPU、マザーボード、メモリ、グラボ」の最小構成で起動確認を行います。
CPU、CPUクーラー、メモリを取り付けた図。ITXの小ささに驚きます。
(グラボを付けた写真を撮り忘れました。以降も集中して作業したため
写真の撮り忘れがあります。)
取付について、特に気になった点はありませんが、強いていえば、CPUクーラーを
取り付けるときは、ある程度の強度で押し付けないとねじ止めができません。
私はもともと付いてたグリスのまま取り付けましたが、別売のグリスをつけて
取り付けるときは、途中でずれてCPUの表面以外にグリスが付かないように
注意したほうがよさそうです。
グラボ、電源、モニター(HDMI)を接続して動作確認を行います。
これで動かなかったら時間とお金かけてBIOSアプデをお店に頼まなければ…。
心配をよそに、無事BIOSが動きました。よかった。
ASUS ROG STRIX B450-I GAMINGをAmazonで買おうか考えている方が
いらっしゃいましたら、外れではない限り最新のBIOSが入っていると
思っていただいて大丈夫だと思います。(https://amzn.to/2Y4mWnf)
SSDを接続して起動してみました。無事、認識しました。
あらかじめ、MicroSoftアカウントとWindows10のプロダクトIDを連携、認証させて
いましたが、認証エラーからの接続は上手くいかず、Window7のIDを入れたら
無事、認証されました。これはなんでなんですかね。無事認証されたので
よしとします。
組込み
動作確認も終わったので、最大の難関、Metis Plusへの組込みに入ります。
残念ながらひとつひとつの作業の写真を撮り損ねたため、早速組み込み後の
写真になります。
配線はセミプラグイン式の電源だったので、特に無理なく収まりました。
天面部にケースファン、ケース上部にグラボが来るので、底面に3.5インチHDDを
取付けましたが、配線、組立て順に気を付けないとうまくいきませんでした。
最終的に私が組立ては以下のとおりです。
MetisPlusの組込み順
①ケース両側面、底面のパネル及びケースファンを外す
(ねじ口径が小さいので注意する)
②底面にHDDを固定する。配線はまだしない
③ケースにMB一式を取り付ける
④付属ケースファン及び天面部にKAZE FLEXのファンを取り付け、MBに配線
※付属ケースファンは逆向きに取り付ける(後述)
⑤取付口と逆側の側面にSSDを取付け、底面のパネルを取り付ける
その後、SSD、HDDの配線を行う
SATAケーブルはなるべく電源から離れたところに差し込む(ここ大事)
⑥電源を組込み、取付、マザーボードへの配線を行う
⑦正常に起動するかを確認し、問題がなければ結束バンドで配線を束ね、
電源上部の空間にまとめる
底面にHDDを取り付ける場合、底面のパネルを外したほうが圧倒的に作業が楽です。
理由は、HDDを先に取り付けると、MBとケースファンを取り付けるときにHDDが
邪魔になります。HDDとケースファンが接触するかギリギリだったので、要注意です。
HDDのSATAケーブルは通常の取付だとL字だと底面と接触する、I字ケーブルにすると、電源と接触するで八方塞がりでした。
最終的にねじを緩めて、L字のケーブルが取り付けられるような間隔を作りました。
また、SSD取付面の裏配線はスペース的に難しそうです。
付属のケースファンの取付向きを変えた理由ですが、それは
内部の空気の流れを一連にするためです。
元々の向きだと、排気になっていたためそうすると、電源も排気、グラボ→天面へも
排気とすべて排気になってしまい、風の流れが生まれません。
また、温かい空気は上に行く性質があるため、主に上から排気になるような
流れにしました。
ざっくりですが、風の流れを図にするとこんな感じです。
今のところファンが異常な回転数を叩き出したりしていないので
ひとまずはこの形で大丈夫そうです。
ということで、無事動きましたので、両側面のパネルを取り付けて完成です。
プチレビュー、まとめ
Metis Plusの高さ、横幅、奥行きはそれぞれ、
高さ=iPad air2の縦幅
横幅=同横幅
奥行き=同縦幅
くらいですね、ちょうどいいのがiPadだったので、基準にしてみましたが
若干わかりにくいですね。
とてもコンパクトなので、リビングPCや机上に置いて使用でも邪魔にならない
サイズ感だと思います。
動作レビューですが、DAWを起動してみたところ、確かに初号機よりも
ある程度トラック数やプラグイン数を増やしても問題なし、レイテンシーも
若干改善されたようです(これはメモリの規格が変わったことによるか)。
唯一後悔は、陽当たりがいいので、白いケースが焼けて退色しないかどうか。
怖いので使用しないときはタオルでガードしようと思います。
本記事をご覧いただき、Metis Plusで自作する方、Ryzen3 3300Xで自作される方への
なんらかの一助になれば幸いです。
果たして、真夏は付属CPUクーラーで持ちこたえられるだろうか…。